FP Lifestep

BLOG ブログ

【文具オタク⑦】ミュージックニブ

私の趣味の一つに「万年筆の蒐集」というものがある

ただ万年筆は道具なので使わずに飾ることは

決してしない

一度必ず使って持った感覚と

ペン先と紙との滑る感じ

感覚的なものをためす

万年筆はペン先(ニブ)にその価値のほとんどが

あると思ってよい

使っていくにつれて

筆圧やねじれ、ペン先がいい感じにこなれて

自分の逸品になる

万年筆のペン先(ニブ)について

万年筆のニブには代表的なものとして

FF(極細)、F(細字)、M(中字)、B(太字)

があり

私も万年筆を使いだした頃は全てFFかFだったのだが

手紙、原稿の下書き、宛名書きはやはり

MかBがベストだ

漢字・平仮名の字を書くのが好きならセーラー万年筆

が出している「長刀研ぎ」のシリーズがおすすめだ

そして今日の題にもなっている「ミュージックニブ」だ

ミュージックニブ

ミュージックニブというのは読んで字のごとく

音楽用のペン先である

作曲時に譜面に音符や記号が書きやすい仕様になっている

縦線は太く、横線は細い

ただこれがマニアにうけて

極太字で味のある字を書くとき用になってきている

くせ字を意図的に書きたいときにぴったり

まぁ万年筆を音楽用に使うニーズは知れているので

どちらかといえば一般筆記用にメーカーも寄せてきている

私はその中で今はパイロットのカスタム・ヘリテイジ912を使っている

パイロット カスタムヘリテイジ912

この万年筆約8年使っていてペン先がなじんできて使いやすいので

結構な普段使いになっている

インクは上の青

まぁとにかくこの万年筆のニブは「じゃじゃ馬」

新品の時の当たり(ペン先と紙の当たった感じ)の刺々しさや

こすれ感が気に入らない人も多いかもしれません

まぁ自分好みになったら手放せなくなります

言い方は悪いですが万年筆も女性もいうことをきいてくれないのは

魅力的だということでしょうか

クセのないミュージックニブを試したければ

プラチナのセンチュリー#3776 ミュージックニブがいいと思いますが

やっぱり万年筆はじゃじゃ馬を乗りこなして

時間をかけて自分色にカスタマイズできるのは自分しかいないと思って

諦めて使うと本当に絶対手放せない逸品になります

万年筆はほかの筆記具と違って一期一会なところがあります

入手機会をのがすと次回は手に入らなかったり

何カ月も待たされたり

でもそんな希少性と高価さが万年筆の道具ではない

価値なのかもしれません

万年筆だと長文になるなー

それでは

今日紹介したのはパイロット カスタムヘリテイジ912

ミュージックニブ(ミュージック)

戻る