FP Lifestep

NEWS お知らせ

サンクコスト(埋没費用)について考える

サンクコストって聞いたことあります?

投資資金や労力のうち、それをやめても戻ってこない資力や労力

のことをいいます

サンクコストで有名な例は

「超音速旅客機コンコルドの商業的失敗」

があり、ある対象への金銭的・精神的・時間的投資を

しつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず

それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態を指します

上の例をとって「コンコルド効果」とも言われています

映画の例

たとえばこんな例を考えてみよう

映画を見に行こうと思って1300円の前売り券を購入したのだが

なくしてしまった

再度見に行くためのチケットを当日券1800円で購入する場合は

この映画に対して当然1800円以上の価値を感じているから

購入するのだが

一方で紛失したチケット代金は埋没した費用になる

我々はこれを埋没費用である1300円と合算して

3100円の価値があるかとして判断しがちだが

それは経済的に合理的な選択肢ではなく

今から購入する1800円のチケットの価値のみで

判断するのが正しい経済的な判断と言える

金融商品の場合

金融商品の場合も同じだ

よく運用相談で保険の商品のアドバイスを求められる

この時の判断こそ経済的な合理性を求められる

つまりは今まで掛けた保険料と解約返戻金(解約した時

に返ってくるお金)の差額のマイナスはサンクコストと考えた

上で

今からスタートすると考えた上であなたはこの商品を選択するか

どうかが正しい判断となる

現在入っている商品を選択できないなら「即ヤメ」で結構

投資の世界は「損切り」こそが難しいのだから

「もったいない」という気持ちを捨て「サンクコストの呪縛」から

ご自身の正しい経済合理性を救ってあげてください

それでは

戻る