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ジュニアNISAについて考える
NISAをご存知の方は多いと思いますが
ジュニアNISAという制度はご存知でしょうか?
私が知っている人でもジュニアNISAをやっている人
を見たことがありません
それもそのはず、金融庁の調査では去年の年末時点で
一般NISA口座数が約1174万口座
積立NISAが約189万口座に対して
ジュニアNISA口座は約35万口座しか開設
されていないのですから
ジュニアNISA制度のおさらい
ジュニアNISAとは0~19歳までの未成年の子供たちが非課税で
投資ができる制度として作られました
非課税になるのは株式や投資信託等への投資から得られる
配当金・分配金・譲渡益になります
非課税投資の上限は年間80万円
非課税期間は最長5年間
投資可能期間は2016年~2023年
運用管理者は口座開設者(未成年者)の二親等以内親族
そしてこの制度がポンコツといわれた18歳までの払出制限
ジュニアNISAはポンコツ制度?
何でそんなに普及しなかったのか(廃止になるので敢えての過去形)
それは「子供が18歳になるまでの払出制限」という
強力な資金拘束が存在したからなのです
学資の積立目的でジュニアNISAをはじめたのに
中学進学時・高校進学時に私立に行くことになり資金が必要になった
場合はジュニアNISAの口座を廃止し解約することでお金を確保できます
ところがこれをしてしまうと今まで受けていた非課税のメリットが
遡って帳消しになり課税されてしまうのです
また解約のニーズの多い18歳時点にならないと利益の確定ができない
その18歳時点でマーケットの暴落が起きれば結局は長期で持っていても
1年ホールドのリスクと変わらないといったのもデメリットとして
指摘されていました
そしてこの不人気さでジュニアNISAは結局2023年廃止が決定したのです
廃止決定でポンコツ制度が神制度に
ところが廃止が決まって
2024年以降の「払い出し制限」がなくなったことでやっとこの制度が
使える制度に変わったのです
最初からそうしとけよって感じなのですが
どう変わったかというと
2024年以降は、子どもが18歳になるまでずっと非課税で運用できる
途中口座を廃止解約しても、さかのぼって課税されることはない
つまり
今年(2020年)から開始しても最大80万円×4年間=320万円のお金が
2023年以降も「継続管理勘定」でそのまま非課税での運用が可能
オマケにそのまま令和5年以降は18歳になったら通常NISAに
そのまま引き継げます
ちなみに
我が家はお子様3人のジュニアNISA口座を開設しました
結構面倒くさかったです
今回の定額給付金10万円で
一番下の息子4歳は「タカラトミー」の株を買いました
理由は毎年株優でミニカが手に入るからだそうです
二番目の息子7歳は「コカコーラ」の株を買うそうです
コカコーラが好きなのと年に4回配当があるからだそうです
一番上の息子11歳は「高配当株」とネットで検索して投資先を探しています
※個別銘柄につきましては推奨をしているものではございません
投資は自己責任で行ってください
ここに至るまで父はお子様たちに投資教育をしましたが一番上の子のように
社会情勢や経済に直接興味を持ってくれることが本当の金銭教育と
思っています
それでは