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【いまさらジロー⑤】為替ヘッジとは

 投資信託の相談を受けるときのよくある質問で

「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」の違いを聞かれることが

多いです

そもそも「為替ヘッジ」って何なのでしょう?

為替とは

為替という言葉は現金を使わずに支払いを行うという意味があります

それがどんどん意味が変わって為替というのは外国為替

つまり異なる2国間の通貨を交換することを指すようになりました

ヘッジとは

リスクを減少させるために採られる行為のことをヘッジといいます

金融の世界では「両掛け」や「損失防御」という意味で使われます

リスク・標準偏差とは(過去記事より)

為替ヘッジとは

私たちは日本に住んでいるので本来なら「円」で資産運用ができて

無リスクで金利が稼げるのがベストなのですが

「円」で満足できる無リスクまたはそれに類する資産運用が

できないことは私たちが一番よく知っています

そのためにリスクをのっけて(リスクオンして)

円資産を海外の通貨にかえて金利を稼ぎに行くのですが
(円キャリートレード

純粋に海外の金融商品だけで利ザヤを稼ぎたいときは

為替のリスクが邪魔になります

だからその為替の差損を回避するために為替の売り予約、

もしくは為替先物を使います

そしてその時得られるべき金利差を支払います

その支払ったコストをヘッジコストと呼びます

つまり「為替ヘッジあり」の商品と「為替ヘッジなし」の商品では

得るべきリターンにその差が反映されているのです

為替ヘッジありはこういう人向け

・商品だけでなく為替でもリターンを狙いたい人
・リスクをとって大きなリターンを期待したい人
・円安に進むと考えている人

為替ヘッジなしはこういう人向け

・為替リスクを取らずに商品のみのリターンを狙いたい人
・円高に進むと思っている人

以上を踏まえて投資信託の商品選択をしていただければとおもいます

それでは

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