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夏だからスパイシーな株の話でも
よく聞かれるのですが「どんな投資信託買われてます?」
答えは「私。投資信託買わないんです。」
現物20銘柄くらいで計算しながらポートフォリオ組んでます
コロナ直前に少しキャッシュポジションを上げて
下がってから銘柄入れ替えました
というわけでそんな私がする銘柄の話なので
〇〇とか××とかのメジャーな話はしません
以前名前だけお話したARCCについてです
ARCC?
ARCCというのはエイリス・キャピタル・コーポレーションの頭文字を
取っています
米国で中規模の企業の債券や株式を中心に投資して収益を上げている
事業開発会社(BDC)です
配当頻度は3カ月(3・6・9・12月)です
株価は14.48USD(8/27終値)です
米国株は1株から買うことができるのでお求めやすいのですが
ネット証券会社でもSBI証券のように買うことができない会社があります
ちなみに私は楽天証券で購入しています
ARCCの何がいいの?
①資産ポートフォリオとして通常とは違うアセットクラスへの投資が可能
通常の投資(株式・債券)は違ったリスク及びリターンの特性のため
ポートフォリオに組み込んだ場合のリスクの分散効果がある
②BDCの業界ではトップ
この手の会社はショックと呼ばれるものに対して非常に弱いのですが
リーマン・新型コロナショックも乗り越えて存在している業界最大の
企業ですので、ある程度のショックに対する強さも期待できます
③悪魔のように病みつきになる配当利回り
この株の一番の特徴である「高配当」=「金の卵」を年に4回生んでくれます
8/27の終値で考えると年配当利回り11.05%(表面:0.4USDを4回配当と仮定)
となり非常に高い配当利回りが魅力です
ARCCに投資することのデメリットは?
①「ショック」時に株価に大きなあおりを食らう
BDCという特殊な業種上、ショックが来た時に「やべぇ」というくらい株価が
下がります
この株がハイリスク・ハイリターンと呼ばれる所以です
②株価のキャピタルゲインはのぞめない(株価の上昇は限定的)
この会社の配当性向(配当/EPS:一株当たり当期純利益)は90%を超えており、その理由
はもともと課税所得の90%を投資家に分配することを条件に法人税が免除されていますので、
配当性向の高さをあまり気にする必要はありません。
ただし、その分EPSが押し下げられれば、減配リスクが高まることになると思います
この高い配当性向からBPS(一株当たり純資産)は上がらないため、株価は一定の範囲内で
収まっています
じゃあ投資の価値はないんじゃないの?
ARCCの外部格付けはBBB以上(ムーディーズ、S&P、フィッチ共)となっており、
投資適格先です
またそのポートフォリオも88%がシニア債、5%は優先株式と93%が安定資産で構成
されています
景気後退の局面に投資した先のクレジットリスクが悪化した場合でもエクイティトランシェが
によりARCCに損失が出る可能性はありますが、7%ですので大勢に影響はないものと
思います
結論
ポートフォリオの配当利回りを増やしたいときにこういうスパイシーな株はいいかなと
思います
が
ポートフォリオ全体の5%程度がいいのではないかなぁと思います
そんなところで
それでは
最後に
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