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誕生日の話
先日、年金に詳しい弊社のFP植田と話をしていた時のこと
≫「 受給権発生日は支給開始年齢に到達した日(誕生日の前日)となります」となっていますけどそういえば何で誕生日の前日なんですかね?結構誕生日の前日って多いですよね?
という質問があったので、普段は「実務上そうなっとるけん覚えといたらえーんちゃーうん」と答えるところを敢えて調べてみた。
私も不勉強だったのだが民法の附属法に「年齢計算に関する法律」というのがあるらしい。おまけに明治35年からあるのだ。
これによると
・年齢は出生の日から起算する(生まれた日がスタートの日)
・生まれた年の翌年以降は起算日に応答する日の前日が満了するたびに1歳加算する
・加齢する時刻は誕生日前日が満了する「午後12時」(午後12時と午前0時は属する日が異なる)
ということのようだ。
この法律は数え年齢を満年齢に移行するために作られたようだ。
でも、ということは・・・
よく2月29日生まれの人が「俺、4年に1回しか誕生日が来んけん。お前の年齢の1/4じゃ。」という文言もただの不勉強なだけで毎年2月28日の午後12時には加齢しているのだ。
となると今まで疑問に思っていた「4月1日生まれの子がなぜ前年の早生まれの子に含まれるのか?」という疑問が氷解する。
まぁこの歳になると誕生日もだんだんと歓迎されざるものになるのだが。